【米テキサス高校銃乱射】容疑者の17歳男子生徒、事件の1週間前にフラれていた フった女生徒は撃たれて死亡

http://www.afpbb.com/articles/-/3175310?act=all

2018年5月21日 6:04 発信地:サンタフェ/米国
【5月21日 AFP】米テキサス州南西部のサンタフェ高校(Santa Fe High School)で18日に発生し、10人が死亡、13人が負傷した銃撃事件で、犯行に及んだ同校生徒のディミトリオス・パゴリツィス(Dimitrios Pagourtzis)容疑者(17)は過去数か月間、死者の一人の同級生に交際を迫っていたが、1週間前に正式に断られていたという。犠牲者の母親が地元メディアに明らかにした。

 CNNによると、交際を迫られていたのはシャナ・フィッシャー(Shana Fisher)さん(16)。フィッシャーさんの母親の話では、フィッシャーさんは1週間前、容疑者に対し教室で交際を正式に断わっていた。

 フィッシャーさんは、父親のショットガンと拳銃を使ったパゴリツィス容疑者の銃撃を受けて死亡した10人のうちの一人となった。

 20日には、悲しみに暮れる家族らがサンタフェ市内各地の教会に集まった。

 現場となったサンタフェ高校では、生徒や近隣住民らが花やメッセージ、縫いぐるみなどを手向け、犠牲者らを悼んだ。

 テキサス州のグレッグ・アボット(Greg Abbott)知事は、同校そばのアーケイディア・ファースト・バプテスト教会Arcadia First Baptist Church)の礼拝に出席。銃撃で被害を免れた人々や保護者ら数人と言葉や抱擁を交わし、心を強く持ち続けてほしいと励ました。

 ある生徒(15)は、「知事が一緒に礼拝してくれてうれしい。このような悲劇的な出来事の後には、共に礼拝するのが大事だ」と語った。(c)AFP