【宗教】ローマ・カトリック教会の新枢機卿に日本人任命

5月21日 6時47分

ローマ・カトリック教会の新たな枢機卿に大阪大司教の前田万葉氏が任命されました。枢機卿に日本人が任命されるのはこれで6人目です。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は20日、バチカンのサンピエトロ広場で信者を前に演説し、前田万葉氏を含む14人を新たに枢機卿に任命すると発表しました。

前田氏は長崎県出身の69歳。1975年に司祭に任命されたあと、2014年から大阪大司教を務めています。

枢機卿ローマ法王に次ぐ地位の聖職者で、法王の最高顧問として助言などを行い、法王の選挙「コンクラーベ」で投票権を持つ80歳未満の枢機卿は、世界におよそ110人いるとされています。

前田氏は来月29日に開かれる枢機卿会議で正式に就任する予定です。
枢機卿に日本人が任命されるのは、2007年に死去した濱尾文郎氏以来、6人目となります。また日本人が枢機卿を務めるのは、白柳誠一氏が2009年に死去して以来、9年ぶりとなります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180521/k10011446501000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001