【安倍首相】「日ロ首脳会談 北方領土での共同経済活動や元島民墓参で前進を」

今週、ロシアで行われる日ロ首脳会談について、安倍総理大臣は政府与党連絡会議で、北方領土での共同経済活動や航空機を使った元島民の墓参などで前進を図るとともに、初めての米朝首脳会談に向けて緊密な連携を確認したいという考えを示しました。

この中で、安倍総理大臣は、今週開催されるロシアのプーチン大統領との日ロ首脳会談について、「平和条約締結に向け、2人で胸襟を開いてじっくりと話し合い、北方四島における共同経済活動や元島民の方々の墓参などの人道的措置を前に進めるとともに、喫緊の課題である北朝鮮問題でも日ロの連携を確認したい」と述べました。

また安倍総理大臣は、来月12日に予定されている史上初の米朝首脳会談について、「歴史的な会談を、北朝鮮をめぐる核、ミサイル、そして最重要課題である拉致問題の包括的な解決に向けた前進の機会とする」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は、「6月のカナダでのG7サミットでの機会も活用し、日本の考えをしっかりとトランプ大統領に伝えながら米国とともに準備を進めていく」と述べました。

NHKニュース
5月21日 14時45分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180521/k10011446851000.html