【“海洋での法の支配徹底を”】 安倍首相 海保観閲式で強調

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180520/k10011446011000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_048

5月20日 17時00分
東京・羽田沖で6年ぶりに行われた海上保安庁の観閲式で、安倍総理大臣は、沖縄の尖閣諸島をめぐる情勢などに触れたうえで、同盟国アメリカに加え、友好国とも連携して、海洋での法の支配の徹底などに取り組む考えを強調しました。

海上保安庁の発足70周年を記念して、東京・羽田沖で6年ぶりに行われた観閲式には、巡視船など船舶36隻と航空機16機が参加し、安倍総理大臣は巡視船「やしま」のデッキから、海に転落した人をヘリコプターでつり上げる訓練などを視察しました。

このあと、安倍総理大臣は、海上保安官らに訓示し「沖縄の尖閣諸島周辺海域では、外国公船による領海侵入が繰り返され、日本海では北朝鮮からと思われる漂流・漂着船が相次いで確認されるなど、わが国の周辺海域は常に緊張に包まれている」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「海洋の安全保障は、わが国の平和と安全をみずからの力で守り抜くことはもとより、諸外国との連携を通して、国際的な海洋秩序を形成・強化していくことにより達成されうる」と述べ、同盟国アメリカに加え、友好国とも連携して、海洋での法の支配の徹底などに取り組む考えを強調しました。