【東京】狛江市長、女性職員へのセクハラ行為を改めて否定…文書公開も作成者に対しペナルティの言及[たま]

女性職員へのセクハラ行為 東京 狛江市長が改めて否定
5月21日 18時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180521/k10011446941000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001

東京 狛江市の高橋都彦市長は市の調査で、女性職員2人に対するセクハラ行為があったとされたことを受けて、21日午後会見を開き、セクハラ行為について改めて否定しました。
狛江市の高橋市長は、複数の女性職員の体を触るなどした疑いがあると議会で追及され、21日午前、水野穰副市長らが会見を開き、2人の女性職員に対して腰に手を回したり、車の中で手を触ったりするなどのセクハラ行為があったと明らかにしました。

これを受けて、高橋市長は21日午後、市役所で記者会見を開き、「明らかにセクハラとされる行為をした覚えはない」と述べ、セクハラ行為について改めて否定しました。

また、高橋市長は「懇親会などで何らかの身体的な接触があったかもしれないが、意識してやったつもりはない。行き違いがあったと思うので、被害者が名乗り出てくれれば率直に謝りたい。出処進退については今のところ白紙状態だ」と述べました。

さらに、市の調査結果については、「納得できないことが含まれている。本来の調査目的から外れて辞任の要求を迫る調査内容になってしまった。調査結果の公表は唐突で、副市長と私の意思疎通をもう少し見直す必要がある」と述べました。

そのうえで、高橋市長は「市政を混乱させた原因は私にあるので、信頼回復に向けて努めていきたい」と述べました。

■ 副市長「非常に残念」

狛江市の高橋市長の記者会見の内容について、水野穰副市長は「調査の過程でこうしたセクハラ行為が明らかになった以上、私は黙るわけにはいかないので報告させていただいた。調査の手法について疑問を呈されたのは非常に残念に思っている」と述べました。

そのうえで、水野副市長は「職員は涙ながらに訴えてくれたので、私はそれが真実であると信じています」と述べました。

■ 高橋市長は元都職員 6年前に初当選

狛江市の高橋都彦市長は、66歳。東京都の職員として観光部長や産業労働局の理事などをつとめたあと平成24年の市長選挙で初当選しおととし(28年)の選挙で、2回目の当選を果たしていました。

■ 市長 職員から届いたとする文書を明らかに

狛江市の高橋市長は記者会見で、市の調査で聴取を受けた職員から届いたとする文書の存在を明らかにしました。

この文書は、今月14日、高橋市長宛てに出されていて、差出人などの一部が黒く塗りつぶされています。

この中では、「私はハラスメントを受けてなく、相談していないにもかかわらず、副市長は聴取の時に『尻を触られたと言ったよね』と言いました。副市長の発言は、私を被害者にしたい、被害者でなければならない理由が何かあるのではないかと感じざるをえません」としています。

そして、「複数回虚偽の発言を強要され、大きな精神的苦痛を受けた。パワハラであると考えています」として、水野穰副市長に発言の撤回と謝罪を求めています。

>>2以降へ続く