【新潟小2女児殺害】逮捕の男の車に、ランドセルと同色(キャラメル色)の塗料

新潟市の女の子が殺害され線路に遺棄された事件で、遺体を遺棄した疑いなどで近所に住む男が逮捕されてから21日で1週間となります。これまでの調べで、男が運転していた車に女の子のランドセルと同じ色の塗料がついていたことがわかり、警察は、女の子を車に連れ込むために故意にぶつけた疑いもあるとみて捜査しています。

新潟市西区の会社員、小林遼容疑者(23)は今月7日、自宅近くのJR越後線の線路内に近くに住む小学2年生、大桃珠生さん(7)の遺体を遺棄したなどとして逮捕されました。

逮捕から21日で1週間となり、警察は改めて小林容疑者の自宅を捜索し、事件の詳しい経緯について調べを進めています。

その後の調べで、小林容疑者が運転していた軽乗用車の前の部分には、女の子のランドセルと同じキャラメル色の塗料がついていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

小林容疑者は、連れ去った際の状況について「車で女の子にぶつかって、泣かれたのでパニックになり、車に乗せた」と供述していますが、警察は女の子を車に連れ込むために故意にぶつけた疑いもあるとみて捜査しています。

また、小林容疑者は女の子を車の中で殺害したという趣旨の供述をしていますが、詳しい状況については「覚えていない」などと供述することもあるということで、警察は、さらに詳しく調べています。

■同級生の男性は

小林容疑者の高校時代の同級生だったという男性は「小林容疑者は、高校時代は、明るく、誰とでも話せる人だったという印象が強い。特に悪いうわさも聞いたことがない」と話しました。

一方で、「アニメやマンガが好きだったというイメージがある。グループの中にいると騒ぐようなことがあり、そうした際に幼い女の子の話題で誰かをあおっていたこともあった」と話していました。

そのうえで、「正直に何が本当かを話し、どんな形であれ償ってほしい」と話していました。

■献花台では

現場近くに設けられた献花台には、幅およそ10メートルにわたって花やお菓子が供えられ、容疑者の逮捕から1週間となった21日も、多くの人が訪れて手を合わせていました。

新潟市内に住む60代の男性は「何の罪もない子がなぜこんなことになるのか。小林容疑者はすべてを話して、ここに来て手を合わせる気持ちを持ってほしい。女の子は短い人生だったが、安らかに眠ってほしい」と、時折、声を震わせながら話しました。

献花台を訪れるのが2回目だという中学2年生の男子生徒は「何の罪もない女の子がこんな事件に巻き込まれてしまい、悲しい。天国でゆっくり眠ってほしい」と話していました。

5月21日 17時40分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180521/k10011447061000.html?utm_int=news_contents_news-main_005

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