【静岡】富士 入梅前に水防訓練

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034785211.html

05月20日 12時36分
梅雨入りの時期を前に大雨による水害に備えた水防訓練が富士市で行われました。

この訓練は梅雨や台風の時期を前に富士市が毎年行っているもので、市内11の地区に設けられている水防団の団員ら約350人が参加しました。
訓練は台風による豪雨で川が増水したという想定で行われ、団員たちは堤防に見立てた土手の上に砂を詰めて作った土のうを隙間が出ないよう1メートルの高さに積み上げ、堤防の決壊を防ぐ手順を確認しました。

また、丸太で組んだやぐらを川の中に置くことで水の勢いを弱める効果があるとされる「川倉」という工法の訓練では、高さ3.5メートルのやぐらを手際よく組み上げていました。
このほか、大型の重機で、重さ1トンの大きな土のうをつり上げて設置したり、防水シートなどを使って堤防を補強したりして、さまざまな場面に対応する訓練を行いました。
富士市水防団の高橋勝己団長は、「訓練を重ねながら、地域住民の安全を守る水防団活動を推進していきたい」と話していました。