【日ロ】北方領土交流 7月以降も合意

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180520/4850021.html

05月20日 15時27分
北方領土に渡る交流事業で、ロシア側の同意が得られていなかったことし7月以降の計画について、日本の提案通り行うことでロシアと合意しました。

元島民による墓参や日本人とロシア人の島民が相互に訪問するビザなし交流などの事業は、毎年、日ロ双方が会議で計画を決めていますが、今年度は7月以降の計画について、ロシア側が理由を明らかにしないまま同意せず、元島民の間に不安が広がっていました。
元島民などでつくる千島歯舞諸島居住者連盟によりますと、18日、外務省から、「7月以降の計画について日本の提案通り行うことで日本とロシアが合意した」と伝えられたということです。

それによりますと、ことし7月以降、墓参は3回、自由訪問は4回、ビザなし交流は8回、行われることになったということです。
一方、墓参や自由訪問で元島民がどの集落を訪れるかについては引き続き調整することになったということです。
千島歯舞諸島居住者連盟の脇紀美夫理事長は、「基本的な計画が決まってよかった。訪問先の集落については元島民の関心が高いのでできるだけ早く決めて欲しい」と話しています。