【経団連】榊原経団連会長、今月末退任 最終会見「デフレ脱却までもう一歩のところまで来ている」

経団連榊原定征会長は21日、今月末の退任を前に最後の記者会見を開いた。4年間の任期中の成果として春闘での5年連続の賃上げや、法人税の実効税率引き下げを政府に訴え、実現させたことなどを挙げ「デフレ脱却までもう一歩のところまで来ている。消費喚起の取り組みを地道に続けてほしい」と語った。

 榊原氏は「就任時、日本経済は閉塞感が漂い、再興に取り組まねばと火中の栗を拾う思いだった」と強調。「車の両輪」と例える安倍政権と良好な関係を維持してきたとし、「経済界も政府の議論に加わり政策実行を促すことが大事だ」と述べた。

2018/5/21 19:23
共同通信
https://this.kiji.is/371242092418352225