【自動車】ロールス・ロイスから高級SUV「カリナン」登場 (写真と動画あり)

◆スゴすぎて訳分からん…… あの超高級車メーカーのロールス・ロイスからウルトラ高級SUV「カリナン」登場

BMW傘下の高級車メーカー、ロールス・ロイス・モーターカーズ(以下、ロールス・ロイス)は5月10日、同社初のSUV(スポーツタイプ多目的車)車種「カリナン(Cullinan)」を発表しました。
カリナンは世界の富裕層の間でブームとなっている高級SUVの需要に応えた車種。
その名は、世界最大のダイヤモンド原石にちなんで付けられました。

ロールス・ロイスによれば、同社の顧客層は以前よりも若返っており、富裕層向けのクルマとして一般的な考え方だった、運転は専属の運転手に任せてオーナー自身は後席に乗って移動する「ショーファードリブンカー」の用途だけではなく、オーナー自身が運転を楽しむ「ドライバーズカー」としての購入が増えています。
その流れの中で、快適性と悪路も走れる高い走破性を兼ね備え、自身も楽しむ、新しいタイプの高級車の需要が生まれました。

パワートレインは6.75リッターのV型12気筒エンジンに、四輪操舵機能付きの四輪駆動システムを備えます。
最大出力は571馬力で、1600rpmの低回転域で86.6kg-m(850Nm)の最大トルクを発生します。
電子制御式のエアサスペンションを採用し、複雑なモード選択は必要とせず「Everywhere」ボタンと名付けられたボタン1つで、悪路や砂漠、雪原などさまざまな路面状況に適応するオフロード性能も引き出せます。

外観は、「ファントム」や「ゴースト」などの既存車種とデザイントーンをそろえ、同社ならではの象徴的なフロントマスクを採用します。
ロールス・ロイスを持つという所有欲や満足感を満たすデザインとしつつも、リア周りのデザインは装飾を控えてSUVとしての使い勝手も考慮したアレンジが加わっています。

車体サイズは、5341(全長)×2164(全幅)×1835(全高)ミリで、ホイールベースは3295ミリ。
乗員は4人または5人で、ラゲッジスペースは標準で560リットル、仕切りを取り外すと600リットルまで拡張できます。

内装は、リアシートの配置が異なる2種類の仕様を用意し、目的や嗜好に応じて選択できます。
3人がけの後部座席を備える「ラウンジシート仕様」は、家族での移動などに適した実用性重視の設計。
一方のぜいたくを極めた車内空間を求めるユーザーには、冷蔵庫などの装備を組み込んだリアセンターコンソールで仕切った「2脚独立式シート仕様」を用意します。

富裕層を主ターゲットにとした高級SUVは、ポルシェ「カイエン」を皮切りに、近年はマセラティ「トロフェオ」、ランボルギーニ「ウルス」など、名だたるスポーツカーメーカーや高級車メーカーが続々と参入しているカテゴリーです。
メルセデス・ベンツの最高級ブランドメルセデス マイバッハも「Vision Mercedes-Maybach Ultimate Luxury」を公開、さらにはフェラーリも投入検討中との噂が上がっています。

その中で、超高級車として揺るぎない実績とブランド力を持つロールス・ロイスによるSUVは富裕層にどのように映るのか。
高級車メーカーによる富裕層獲得争いは今後さらに激しくなりそうです。

動画:https://youtu.be/DWQBafAV9Zk

■写真
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ねとらぼ 2018年05月11日 10時30分
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1805/11/news078.html